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第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
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第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
第32回オリンピック競技大会
(2020/東京)
2021/7/23(金)~2021/8/8(日) 
サッカー競技日程:2021/7/21(水)~2021/8/7(土)

チームの歩み(なでしこジャパン)

2016年

  • 2016.04 高倉監督就任

    前監督の佐々木則夫氏からバトンを引き継ぎ、元日本女子代表選手の高倉麻子氏がなでしこジャパン(日本女子代表)の新監督に就任した。男女を通じたトップカテゴリーで初の女性指揮官となった高倉監督は「素晴らしい成績を収めてきた選手たちと若手を融合して、新しく強いなでしこジャパンをつくっていきたい」と力強く表明した。

  • 2016.06 国際親善試合 vsアメリカ

    フル代表初選出の5人を含むフレッシュな顔ぶれとなった、新生なでしこジャパンの初陣は世界女王・アメリカとのアウェイ2連戦だった。FIFA女子ワールドカップカナダ2015決勝で2-5と敗れていた日本は、第1戦で岩渕真奈の先制点で会場を静まり返らせ、終了間際の横山久美の得点で3-3と引き分けた。菅澤優衣香などが先発した第2戦は、2点を追いかけていた76分に雷雨で中止となり、悔しい敗戦に。一方で今後への期待も膨らむアメリカとの2連戦だった。

  • 2016.07 国際親善試合 vsスウェーデン

    なでしこジャパンがアメリカの次に挑んだのは、北欧の強豪スウェーデン。目前に迫るリオデジャネイロオリンピック2016に向け最終調整に入っていたスウェーデンに対し、熊谷紗希が中盤に入る布陣で臨んだ。増矢理花を中心に果敢にシュートを放つも、結果的にリオオリンピックで銀メダルを獲得するスウェーデンに押し込まれる時間が長く、0-3で完敗した。

2017年

  • 2017.03 アルガルベカップ2017

    高倉麻子監督体制になって初の国際大会は、FPFアルガルベカップ2017(ポルトガル)だった。世界の強豪が集まる大会で、日本は初戦こそ敗れたがグループステージ2勝1敗となり、5・6位決定戦へ。成長著しいオランダに敗れ6位となったが、今大会で代表デビューとなった長谷川唯、籾木結花、GK池田咲紀子ら新戦力も輝き、高倉監督は「国を背負う責任感や負けた現実を持ち帰り、この壁を乗り越えて這い上がっていきたい」と決意を新たにした。

  • 2017.04 キリンチャレンジカップ2017@熊本

    新生なでしこジャパンの国内初試合は、熊本にコスタリカを迎えて行われた。アルガルベカップでの好調を維持して横山久美が先制点を挙げると、後半も攻撃の手を緩めず田中美南が追加点、籾木結花選手が代表初ゴールをマークして、8,824人の観衆の前で3-0と快勝を収めた。

  • 2017.06 国際親善試合 vsオランダ vsベルギー

    オランダ・ベルギー遠征の1戦目は、3カ月前に敗れたオランダとの再戦となった。なでしこジャパンは途中出場の横山久美のゴールでリードすると、GK山下杏也加の好セーブも光り、1-0でリベンジを果たした。続くベルギー戦では、菅澤優衣香のゴールで1-1の引き分け。キャプテンの熊谷紗希は「代表活動の回数を重ねて、ようやくお互いの生かし方を理解できることが増えてきた」と、チームの上積みを実感した遠征となった。

  • 2017.07 2017 Tournament of Nations

    2017 Tournament of Nationsのため渡米したなでしこジャパンは、ブラジルに1-1で引き分け、オーストラリアに2-4の逆転負けを喫してアメリカとの3戦目を迎えた。日本は宇津木瑠美をセンターバックで、代表初招集の櫨まどかをFWで起用してアメリカに挑むが、0-3の完封負けで日本は大会を3位で終えた。高倉麻子監督は「1分2敗という結果は今の現在地。ひと回りもふた回りも成長しないといけないと改めて感じた」と一層の成長を誓った。

  • 2017.10 MS&ADカップ2017@長野

    強い雨が降る天候の中、6,261人の観衆が集まった長野で、なでしこジャパンはMS&ADカップ2017のスイス戦を迎えた。中島依美と田中美南のゴールによって2-0の勝利を収め、無失点で国内2連勝。「ロングボールを多用する相手と対戦できたことも、チームにとって収穫」(熊谷紗希)とスタイルの異なる相手に勝ち切り、自信を取り戻す1勝となった。

  • 2017.11 国際親善試合 vsヨルダン

    翌年に行われるAFC女子アジアカップヨルダン2018を見据えて遠征したなでしこジャパンは、岩渕真奈の2得点でヨルダンを2-0で下した。対戦相手の情報が少ない中でも臨機応変に戦えたことに成長の跡が見られ、宇津木瑠美はこの試合でAマッチ100試合出場。高倉麻子監督は「点を取った岩渕選手、大矢歩選手や三宅史織選手も迫力あるプレーを見せてくれた。アウェイならではの環境を味わえたことも収穫」と価値ある遠征になったことを振り返った。

  • 2017.12 EAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会

    新生なでしこジャパンの初タイトルを目指して臨んだEAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会は、なでしこリーグで好調の田中美南が攻撃陣をけん引し、韓国、中国に連勝して朝鮮民主主義人民共和国(DPR Korea)との優勝決定戦に進んだ。しかし屈強な相手を最後まで崩せず、0-2の負けを喫して準優勝に。自国開催での優勝は逃し、センターバックなどで出場した鮫島彩は「今大会で課題が出たことをポジティブに捉え、アジアカップを目指す」と、4カ月後のアジア制覇に向け再起を誓った。

2018年

  • 2018.02 アルガルベカップ2018

    けがから復帰した有吉佐織、海外でプレーする横山久美らを招集して臨んだアルガルベカップ2018の初戦は、結果的に今大会で優勝するオランダに敗れる苦しいスタートとなったが、アイスランド、デンマークに粘り強く勝利し、カナダとの5・6位決定戦に進んだ。しかし雨にも苦しまられ、前後半に1失点ずつを許して日本は6位となった。全4試合にフル出場した阪口夢穂は「1点取られても2点取り返す力が今の日本には必要」と、力不足を認め悔しさを滲ませた。

  • 2018.04 MS&ADカップ2018@長崎

    1週間後に迫るAFC女子アジアカップ ヨルダン 2018を見据え、長崎でMS&ADカップ2018のガーナ戦を迎えたなでしこジャパンは、田中美南の先制点を皮切りに7得点を決めて快勝した。約2年ぶりの代表招集となった川澄奈穂美が途中出場して2得点に絡むなど、アジアカップに向けて収穫の多い一戦となった。

  • 2018.04 AFC女子アジアカップ ヨルダン 2018

    FIFA女子ワールドカップフランス 2019への出場権獲得と、大会連覇を懸けAFC女子アジアカップ ヨルダン 2018に臨んだなでしこジャパンは、グループステージで2位通過となり、8回目の女子ワールドカップ出場が決定した。オーストラリアとの決勝では横山久美が決勝弾を決め、全試合にフル出場して攻撃を組み立てた岩渕真奈が大会MVPに輝いた。決勝でゴールを守ったGK山下杏也加は「チーム的にも個人的にもこれまでで一番の試合にすることができた」と連覇の喜びを噛み締めた。

  • 2018.06 国際親善試合 vsニュージーランド

    「女子ワールドカップに向け、完成度を高める」と高倉麻子監督が掲げて臨んだニュージーランド遠征は、前半だけでハットトリックを達成した田中美南が存在感を示した。AFC女子アジアカップ ヨルダン 2018で1得点に留まった田中は「アジアカップの悔しさを持って試合に入った」と、FW争いに名乗りを上げた。また、阪口萌乃、三浦成美が代表デビュー戦ながら堂々とプレーし、新戦力の活躍も見られた遠征だった。

  • 2018.07 2018 Tournament of Nations

    アメリカで行われた2018 Tournament of Nationsは、なでしこジャパンにとって苦い経験となった。初戦で8試合ぶりの黒星を喫すると、守備が十分に機能せず毎試合得点を許して日本は最下位に。岩渕真奈は「悔しいがこれが今の実力」と肩を落としたが「主導権を握った時は少しずつ形になり、そこは手応えがある」と上を向いた。杉田妃和が今大会で代表デビューを果たした。

  • 2018.08 第18回アジア競技大会(2018/ジャカルタ)

    国内組で臨んだ第18回アジア競技大会(2018/ジャカルタ)は、なでしこジャパンがたくましさを見せた大会となった。大一番の準々決勝・朝鮮民主主義人民共和国戦に勝利して波に乗ると、韓国、中国に連勝し、アジアタイトル2冠を達成した。準決勝と決勝で得点した菅澤優衣香は「アジアで勝てても世界大会ではまだまだな部分は多い」と、気を引き締めて一層レベルアップすることを心に決めた。

  • 2018.11 国際親善試合@鳥取

    鳥取にノルウェーを迎えて行われた国際親善試合は、岩渕真奈の2得点を含む4ゴールで快勝を収め、2018年を締めくくった。FIFA U-20女子ワールドカップフランス2018で優勝した長野風花、宮澤ひなたが代表デビューを果たし、試合後にはアジア大会でAマッチ100試合出場を達成した鮫島彩と、ノルウェー戦で同じく100試合となった熊谷紗希の記念セレモニーが行われた。

2019年

  • 2019.03 2019 SheBelieves Cup

    高倉麻子監督が「FIFA女子ワールドカップフランス 2019に向け強化を加速させたい」と臨んだ2019 SheBelieves Cupは、籾木結花の2試合連続弾などで無敗のまま第3戦・イングランド戦を迎えたが、勢いづく相手に完封負けを喫し、なでしこジャパンは3位で大会を終えた。小林里歌子、南萌華が今大会で代表初キャップとなり、女子ワールドカップに向けた収穫と課題が見えた大会となった。

  • 2019.04 国際親善試合 ~ヨーロッパ遠征~

    フランスとドイツというヨーロッパの強豪との2試合は、2カ月後に迫ったFIFA女子ワールドカップフランス 2019への強化、そして選手選考の場ともなった。なでしこジャパンは勝ち切ることができなかったが「いろいろな可能性を感じることができた」と高倉麻子監督が話した通り、熊谷紗希と南萌華が初めてセンターバックを組むなど、有意義な2試合を終えて1カ月後の女子ワールドカップメンバー発表を迎えることになる。

  • 2019.06 FIFA女子ワールドカップフランス 2019

    高倉麻子監督が指揮を執って3年が経過し、迎えたFIFA女子ワールドカップフランス 2019。2大会ぶりの優勝を目指して戦ったが、ベスト16での敗退となった。ラウンド16のオランダ戦では終盤のPKによって惜敗。熊谷紗希は「試合ごとにチームもまとまり、パフォーマンスも上げることもできたので勝てずに悔しい」と涙ながらに話し、各選手も「この悔しさを必ず東京オリンピックに生かす」と口を揃えた。

  • 2019.10 国際親善試合@日本平

    東京オリンピックに向けたリスタートとなる国際親善試合・カナダ戦は、FIFA女子ワールドカップフランス 2019での敗戦を振り払うかのように、決めるべき選手が次々にゴールネットを揺らした。岩渕真奈、長谷川唯など女子ワールドカップ経験者が躍動し、会場に集まった8,123人の観衆を魅了した。ゴールを決めた籾木結花は「東京オリンピックに向けチームにどう貢献できるか考え続けていく」と意欲的に話した。

  • 2019.11 MS&ADカップ2019@北九州

    北九州に南アフリカを迎えたMS&ADカップ2019は、日本代表2020新ユニフォーム着用の初披露試合となった。真新しいユニフォームでピッチを駆ける熊谷紗希の代表初ゴール、菅澤優衣香の追加点で2-0と勝利した。高倉麻子監督は「私たちが目指すリズムで試合をすることはできなかった」と反省点も挙げたが「選手は前向きにゴールを目指し続けてくれた」と、その姿勢が得点を生んだことを喜んだ。

  • 2019.12 EAFF E-1 サッカー選手権 2019 決勝大会

    韓国・釜山で行われたEAFF E-1 サッカー選手権 2019 決勝大会は、なでしこジャパンが自信を取り戻す大会となった。引き分け以上で優勝となる第3戦の韓国戦では、アウェイの雰囲気をものともせず、日本が試合を動かしながら試合終了間際のPKを籾木結花が決め、4大会ぶり3回目の東アジア制覇を決めた。大会MVPには全3試合完封勝利に貢献した南萌華が選ばれ「チームメイトに助けられていただいたMVP」と謙虚ながら充実の表情を見せた。

2020年

  • 2020.03 2020 SheBelieves Cup

    2020 SheBelieves Cupでは、東京オリンピックのメダル候補を含む3チームと対戦した。なでしこジャパンは岩渕真奈が3試合で2得点を決めるも、最終戦のアメリカ戦に敗れて3連敗。「ミスから自分たちでゲームを壊してしまった」と高倉麻子監督は悔しさを隠さなかったが「選手がやれることや役割は見えた。とにかく階段を一つずつ登っていく」と前を向いた。しかしその後コロナ禍は世界に拡大し、チームも活動が制限されていく。

  • ―活動停止(Sports Assist You紹介)―

    なでしこジャパンは新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動ができず、JFAは「Sports assist you~いま、スポーツにできること~」でさまざまなコンテンツをインターネット上で配信した。なでしこジャパンも熊谷紗希からインターハイ出場を控えていた選手へメッセージを発信し、川澄奈穂美のおうちでできるエクササイズ、なでしこジャパンの広瀬統一フィジカルコーチが2、3種向け 女子選手の留意点を解説する動画を配信。活動再開を願いながら、サッカーがある日常に思いを馳せた。

  • 2020.10/ 2020.11 トレーニングキャンプ@Jヴィレッジ

    東京オリンピック延期決定後、なでしこジャパンは新型コロナウイルス感染症対策を行いながら、Jヴィレッジで活動再開を迎えた。なでしこリーグで活躍した塩越柚歩、GKスタンボー華などフレッシュなメンバーが招集され、東京オリンピックに向けて再スタートを切った。男子高校生との練習試合では、各選手が活動再開の喜びを表現するように多くの得点が生まれた。

2021年

  • 2021.04 国際親善試合@仙台、国立

    約1年1カ月ぶりとなるなでしこジャパンの公式戦は、宮城でのパラグアイ戦となった。北村菜々美、浜田遥、木下桃香が代表デビューとなった一戦で快勝すると、3日後のパナマ戦でも菅澤優衣香のハットトリックなどで完勝。東京オリンピックの女子サッカー決勝の地、国立競技場でゴールネットを揺らした菅澤選手は「改めてオリンピック決勝の舞台に立ちたいと思った。これからもアピールしてコンディションも上げていく」と、約3カ月先に迫った決戦に力を込めた。

  • 2021.06 国際親善試合 vsウクライナ

    6月10日(木)、エディオンスタジアム広島で国際親善試合・ウクライナ女子代表戦に臨み、8-0の快勝を収めた。
    なでしこジャパンは北村菜々美が左サイドバックに入り、宝田沙織がセンターバックで出場。代表デビューとなった塩越柚歩は右サイドハーフで先発した。33℃の暑さの中、オリンピックを見据え欧州選手とのマッチアップに手応えを掴んだ一戦となった。

  • 2021.06 MS&ADカップ2021 vsメキシコ

    6月13日(日)、カンセキスタジアムとちぎでMS&ADカップ2021・メキシコ女子代表戦に臨み、5人の選手によるゴールで5-1と勝利した。
    この試合は日本にとって、東京オリンピックの登録メンバー発表前、最後の一戦。ウクライナ戦から6人の先発を入れ替え、GKには池田咲紀子、DFラインには南萌華と宮川麻都、FWには田中美南が岩渕真奈が入った。
    3日前のウクライナ戦に続き、試合前には医療従事者やエッセンシャルワーカーの方々へ感謝とエールを込め、両チームや会場にいる観客の皆さんで拍手を送った。

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