”夢”と”現実”
2010年大会以降、2014年サッカー王国ブラジルで開催される
”夢の舞台”に挑む日本代表への期待は高まり続けていた。
4年前は”新星”としてワールドカップを闘った本田圭佑選手や長友佑都選手はじめ、
かつては”谷底の世代”とまで言われた選手たちが、
”日常”となった”世界との壁”を優に超えていたからだ。
本田選手はイタリアの名門ACミランで背番号10を背負い、
長友選手は当時世界ナンバーワンとされたインテルでレギュラーを獲得、
南アフリカの地では悔しさを味わった内田篤人選手はUEFAチャンピオンズリーグでベスト4進出に貢献、
香川真司選手はブンデスリーガとプレミアリーグそれぞれで優勝を経験、
その他にも多くの選手が欧州の舞台で活躍していた。
前回大会後に監督に就任したアルベルト・ザッケローニ氏のもと、
アジアカップ優勝、親善試合ながらアルゼンチンやフランスなどの強豪国にも勝利するなど
順調なチーム作りが進められていた。
2013年のコンフェデレーションズカップで3戦全敗を喫するも、
その後もオランダやベルギーなどとの試合で結果を残したことで、
チームとしても世界と闘える自信と手応えを深め、
選手個人それぞれが世界最高峰の舞台で活躍していたこともあって、
日本代表への期待は史上最高の高まりを見せていた。
日本代表史上最高の結果を、ベスト16を超えてベスト8へ、そして、更にその先へー。
気付けば”夢の舞台”への挑戦は当たり前となり、多くの人たちがより高みへと”夢”を見ていた。
しかし、ブラジルの地で待っていたのは厳しい”現実”だった。
初戦コートジボワール代表を相手に本田選手のゴールで幸先よく先制するも、
後半に入って立て続けに失点、1−2と逆転負けを喫してしまう。
第2戦ギリシャ代表との試合では、相手に退場者が出て有利な状況になったにも関わらず、
高い期待の中で躓いてしまった初戦を引きずってか攻め切れずスコアレスドロー。
グループステージ突破には勝利が絶対条件となった第3戦コロンビア代表との一戦は、
先制を許しながらも前半終了間際に岡崎慎司選手の同点弾で追い付き後半に希望を繋ぐ。
だが、その後半に3失点で1−4の惨敗。
”夢”への挑戦は、結局1勝も上げられないまま幕を閉じてしまった。
選手一覧
PLAYERS
ユニフォーム
JERSEY
フォトギャラリー
PHOTO GALLERY
大会結果
RESULT
GROUP STAGE Group C
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 引 | 負 | 得失点 | 得点 | 失点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | コロンビア | 9 | 3 | 0 | 0 | +7 | 9 | 2 |
2 | ギリシャ | 4 | 1 | 1 | 1 | -2 | 2 | 4 |
3 | コートジボワール | 3 | 1 | 0 | 2 | -1 | 4 | 5 |
4 | 日本 | 1 | 0 | 1 | 2 | -4 | 2 | 6 |
グループステージ敗退
大会情報
優勝: | ドイツ | MVP: | リオネル・メッシ(アルゼンチン) |
準優勝: | アルゼンチン | 得点王: | ハメス・ロドリゲス(コロンビア)6得点 |
3位: | オランダ |
- 優勝
- ドイツ
- 準優勝
- アルゼンチン
- 3位
- オランダ
- MVP
- リオネル・メッシ(アルゼンチン)
- 得点王
- ハメス・ロドリゲス(コロンビア)
6得点
公式試合球
ブラズーカ(BRAZUCA)
これまでの公式球の中で最小枚数である 6 枚のポリウレタン製パネルでできており、これまでにない十字形のパネルを採用することで、ゲームのスピードアップやボールの球形維持を向上。ブラズーカのボールテストには 2 年半が費やされ、世界トップレベルの選手によりテストされた。ブラジル伝統の Wish Bracelets をモチーフにしたリボンデザインが特徴です。