対戦日 | 勝敗 | スコア |
2021/03/24 | ● | 0 - 1(A)スロベニア |
2021/03/27 | ○ | 1 - 0(H)キプロス |
2021/03/30 | ○ | 3 - 0(H)マルタ |
2021/09/01 | △ | 0 - 0(A)ロシア |
2021/09/04 | ○ | 1 - 0(A)スロバキア |
2021/09/07 | ○ | 3 - 0(H)スロベニア |
2021/10/08 | ○ | 3 - 0(A)キプロス |
2021/10/11 | △ | 2 - 2(H)スロバキア |
2021/11/11 | ○ | 7 - 1(A)マルタ |
2021/11/14 | ○ | 1 - 0(H)ロシア |
赤と白の格子柄のユニフォームでおなじみのクロアチア代表。「東欧のブラジル」と呼ばれた旧ユーゴスラビアの流れをくむサッカーで、技術には定評があり、敢闘精神あふれるハードワークも持ち味とするチームだ。FIFAワールドカップカタール2022の欧州予選はグループ首位突破を果たし、本大会はグループステージでモロッコと0-0で引き分け、続くカナダ戦は4-1と快勝。FIFAランキング2位のベルギーとはスコアレスドローに持ち込み、グループ2位でラウンド16進出を果たした。
旧ユーゴスラビアから1991年に独立を宣言した国の代表チームが初めてワールドカップに出場したのが、日本と同じく1998年フランス大会。しかも、日本と同グループに入り、その第2戦では大会得点王となるダボル・シュケルの決勝点で日本に1-0と競り勝った。勢いに乗ったチームは、3位という見事な成績を収めた。日本とは2006年ドイツ大会もグループステージ第2戦で顔を合わせ、0-0で勝ち点を分け合った。
そして、さらなる快進撃を見せたのが前回のロシア大会である。グループステージでアルゼンチン、準決勝でイングランドといった強豪を下すなどして決勝に初進出。フランスに2-4で敗れて栄冠は逃したものの、準優勝という快挙は国民を熱狂させた。また、チームを獅子奮迅の活躍でけん引したMFルカ・モドリッチ(レアル・マドリード/スペイン)が、大会最優秀選手賞のadidasゴールデンボールを受賞した。
カタールで戦っているチームは、その準優勝に貢献した選手たちが主力として健在だ。モドリッチがマテオ・コバチッチ(チェルシーFC/イングランド)、マルツェロ・ブロゾビッチ(インテル・ミラノ/イタリア)というMF陣と組む中盤は、クロアチアの心臓部ともいえる。さらに、FWイバン・ペリシッチ(トッテナム・ホットスパー/イングランド)、DFデヤン・ロブレン(FCゼニト・サンクトペテルブルク/ロシア)も存在感を発揮している。
前線はペリシッチに加え、カナダ戦で2得点したアンドレイ・クラマリッチ(TSG1899ホッフェンハイム/ドイツ)、同じく1得点のマルコ・リバヤ(ハイドゥク・スプリト)が定位置を確保。一方、ズラトコ・ダリッチ監督は若手も積極的に起用しており、その代表格がセンターバックのヨシュコ・グバルディオル(RBライプチヒ/ドイツ)。ロブレンと共に守備ラインの中央を固め、20歳にしてチームに不可欠な選手となっている。
FIFAワールドカップ 過去出場大会:5回
1998(3位)、2002、2006、2014、2018(準優勝)