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SAMURAI BLUE ドーハでの初練習を実施
2021年09月05日
9月4日(土)、アジア最終予選(Road to Qatar)中国代表戦を控えるSAMURAI BLUEはカタール/ドーハに入ってから初めてピッチでのトレーニングに励みました。
前日は到着当日の新型コロナウイルス検査の影響で予定していたトレーニングを行えなかったチームは再始動しました。
この日の日中最高気温が42℃まで上ったドーハですが、トレーニング開始の18時でも34℃、湿度85%と、日が暮れても厳しい暑さは残ります。そんな中でも選手たちは各々が最終予選・オマーン代表戦で味わった悔しさを胸に、気持ちを熱く、精力的に取り組みました。
トレーニングの冒頭30分は全体でランニングやパス回し、パス&コントロールを行い、全員で汗を流します。その後、オマーン戦に先発し、45分以上プレーしたDF吉田麻也選手ら8選手は軽めの別メニューを行い、コンディションを整えました。残りのメンバーで、まずはGKを入れてポゼッショントレーニングを行い、その後はディフェンスとオフェンス、それぞれグループに分かれて、オフェンス組はコンビネーションからのシュート練習、ディフェンス組はクロスからの対応の確認などを、蒸し暑い中こなしました。最後はGKを含む5対5のスモールサイドゲームで攻守にキレのある動きを見せた選手たち。練習が終わる頃にはトレーニングウェアが大量の汗でびっしょりになっていました。
チームは翌5日、6日とトレーニングを積み、7日の中国代表戦に臨みます。
選手コメント
GK #1 川島永嗣 選手(RCストラスブール/フランス)
移動や自主隔離があっても、自身のコンディションは全く問題ありません。最終予選に入り、初戦のオマーン戦をああいう形で負けてしまい、ここからさらに厳しい戦いになっていくと思います。予測できないことが多く起こることが最終予選であり、どのチームもワールドカップ出場権をかけて全力できますので、初戦を負けたことは残念ですが、ここからまた本気の勝負が続いていくと思います。最終予選は取り返しがつかないゲームばかりなので消極的ではいけませんし、リスクを背負って結果に繋げられるように、チームとしてどれだけできるか、また、個人としてもそれぞれが力を発揮することが大事だと思っています。失点シーンだけを振り返るのではなく、1試合を通して、改善点を洗い出し、次の試合に対応できるようにしていきたいと思います。試合の中でも自分たちのリズムで試合を運べないときに自分たちで改善していくことが必要だと感じます。
DF #3 室屋成 選手(ハノーファー96/ドイツ)
中国は攻撃の選手が強力と聞いています。最終予選は失点ゼロで試合を進めることが大事なので、うまくやらせないようにゲームを運ばなくてはいけないと考えています。
代表に呼ばれるときはいつも100%の準備をしてここに来ていますが、まずは自分のことよりも日本代表は前回オマーンに負けて、もう落とせないゲームを控えています。勝つためにここに来ているので、試合に出れば勝つという目標に対して貢献できればと思っています。
南野選手が離脱しましたが、それを補える選手たちが自分たちにはいます。こういうアクシデントはこの先もたくさんあると思うので、そのときに自分たちがどのくらいできるのかを示せるいい機会だと思います。
MF #8 原口元気 選手(1.FCウニオン・ベルリン/ドイツ)
カタールに着いてから、一日隔離などありましたが、予想外のことは慣れているのでいちいちストレスを感じず過ごせています。オマーン戦に関しては自分のパフォーマンスに対して言い訳をするつもりはありませんし、次の試合に向けてどれだけ改善できるか、だけだと思います。改善点は戦術的な部分、コンディション的な部分ともにありますが、最終予選はいろんなプレッシャーが本当に多くかかるのでメンタル的な強さ、ワールドカップに出たい強い気持ちをどれだけピッチで表現できるかだと感じています。
何をどうしていかなければいけないかなど自分は言葉で表すタイプではく、ピッチで表現をするプレーヤーだと思っています。「ワールドカップに行きたい」「ワールドカップってどういうものだろう」と、5年前の最終予選では感じながらプレーしていました。今の自分はあの時からいろんなことを経験してきましたがあの時のような気持ちを思い起こして、気持ちをより熱くさせてプレーで表現したいと思います。
一番説得力があるのはパフォーマンスです。僕がチームメイトやファンの方々、メディアに対して言葉で何を言おうが、すべての答えはピッチにしかないと思います。ピッチでしか表現できないと思いますし、自分はそれができると思っています。自分の強さであるメンタル的な部分は言語化しにくいものがありますが、強い気持ちで次戦に向けて準備を進めていきたいと思います。
FW #15 大迫勇也 選手(ヴィッセル神戸)
オマーン戦に負けてしまったことは言い訳できません。次の試合でしっかりとしたパフォーマンスを見せないといけないですし、チームの中でしっかり話して課題を解決して中国戦に臨みたいと思います。
もう後がない、次は絶対勝たないといけない試合。必死に勝点3を取ることを第一に考えないといけません。戦術云々より個々で負けないところから始まると思いますし、それをピッチで見せなくてはいけません。
ここから一つも落とせない試合が始まり、さらに緊張感が出てきます。一人ひとりが割り切って覚悟をもってやるしかない。その覚悟が一番必要です。大事なことは戦術だけでなく、チームとしてひとつになって戦うこと。追い込まれた状況は最近なかなかなかったですが、逆境に必ず勝てるようにしたいです。
アジア最終予選(Road to Qatar)
2021年9月7日(火) 24:00 キックオフ(予定) vs 中国代表
会場:ドーハ(カタール)/Khalifa International Stadium
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