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SAMURAI BLUE、突破がかかる3月アジア最終予選に三笘選手、遠藤選手らを招集、伊藤選手と上田選手が復帰
2025年03月14日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は3月13日(木)、8大会連続での本大会出場がかかるFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)のバーレーン代表(20日)とサウジアラビア代表(25日)とのホーム2連戦に臨むメンバーを発表。三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)や遠藤航選手(リバプールFC)らを招集し、伊藤洋輝選手(バイエルン・ミュンヘン)と上田綺世選手(フェイエノールト)が復帰しました。2試合はいずれも埼玉スタジアム2002にて開催されます。
アジア最終予選グループCで戦う日本は、現在5勝1分け勝ち点16でグループ首位に立っています。無条件での出場権獲得となるグループ2位以内確定へ、3位以下に勝ち点10差をつけている日本はバーレーン戦で勝てば8大会連続での本大会出場が決まり、引き分けでも他の試合結果次第で、3試合を残して史上最速での突破が決まります。
今回招集されたメンバーは、これまで予選を戦ってきた顔ぶれが主体の25人の編成で、三笘選手、遠藤選手をはじめ、久保建英選手(レアル・ソシエダード)、伊東純也選手(スタッド・ランス)、南野拓実選手(ASモナコ)、板倉滉選手(ボルシア・メンヘングラートバッハ)、GK鈴木彩艶選手(パルマ・カルチョ)らの名前が並びました。
所属のセルティックで4戦連続得点など今季公式戦27ゴールと好調な前田大然選手や、フランスリーグに活躍の場を移した古橋亨梧選手(スタッド・レンヌ)と関根大輝選手(スタッド・ランス)も招集されています。
また、伊藤選手と上田選手もケガから戦列に復帰。伊藤選手は昨年6月のアジア2次予選以来、上田選手は昨年10月以来の代表活動となります。
森保監督は今回のメンバー編成について、「ワールドカップの出場権を確実に勝ち取ることを優先順位の一番に考えた」と述べて、昨年11月から今回まで代表活動の時間が空いたことに言及。「時間が空いた中で、やってきたことをより共有して、もう1回再確認して戦うことができるように考えた」と話しました。
対戦するバーレーンとサウジアラビアは、いずれも1勝3分け2敗でそれぞれグループ5位と4位に位置していますが、3位のインドネシア以下、6位の中国までが勝ち点6で並ぶ混戦。2位のオーストラリアとは勝ち点1差です。グループ3位と4位に入ればプレーオフ経由での出場権獲得のチャンスがあるため、どのチームも勝利に貪欲に戦いに臨んでくると考えられます。
日本はバーレーンとは昨年9月にアウェイで対戦し、上田選手の2ゴール1アシストなどで5-0の勝利を収め、サウジアラビアには翌10月のアウェイ戦で鎌田大地選手(クリスタル・パレス)と小川航基選手(NECナイメヘン)のゴールで2-0で勝っています。
しかし、森保監督は「対戦相手も非常に良い準備ができている。メンバーも入れ替えながら、チーム力をアップして日本に乗り込んでくる。厳しい戦いになることを覚悟して、我々も全力を尽くしたい」と気を引き締めています。
指揮官はメンバーについても、小川選手ら現在確認中の選手のコンディション次第で2人を追加招集して通常の27人にする考えも披露。「今後のことも含めて、より多くの選手を招集して、チームとして一丸となって戦っていきたい。チーム力を上げていくことと勝ち続けることは常に考えながら前進したい」と話しています。
森保監督は、「まずは第1戦のバーレーン戦で勝ってワールドカップの出場権を獲得できるように、そして、サポーターや応援してくれるみなさんと勝利と出場権獲得を喜び合えるように、全力を尽くしたい」と力強く語りました。
試合はバーレーン代表戦が3月20日(木・祝)、サウジアラビア代表戦が同25日(火)、いずれも埼玉スタジアム2002にて19:35キックオフの予定です。
コメント
森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
今回、バーレーン代表とサウジアラビア代表とホームで戦いますが、これまでと同様に、目の前の一戦に向けて最善の準備をして最善を尽くして戦う、一戦必勝の準備と戦いで臨みたいと思います。最終予選すべての試合で勝利してワールドカップ出場権を掴み取り、その先の目標へ向けて成長し続けたいと考えています。バーレーンとサウジアラビアには最終予選の前半戦で勝利していますが、相手も今回の対戦へ向けて非常に良い準備ができていますし、メンバーをいろいろと入れ替えながらチーム力をアップして日本に乗り込んできます。厳しい戦いになることを覚悟して、まずはバーレーン戦に勝ってサポーターや応援してくれているみなさんと勝利と出場権獲得を喜びあえるように全力を尽くしたい。
予選突破を早く決めることはメリットしかありません。本大会へ向けて選手をより多く試すことができ、戦力となる選手を増やしていけますし、戦術、システム、戦い方などもいろいろと試すことができます。ワールドカップで世界一になるという目標を持つ中で、公式戦の重要性とこれからのチームの成長も踏まえて戦っていきたいと考えています。ただ、予選突破はそう簡単にいくものでもないと思っていますので、まずは気を引き締めて、与えられた時間の中で選手もチームも最大限の力を発揮できるようにして、ホームでサポーターの後押しを受けながら勝利をイメージして準備していきたいと思います。
また、大船渡の森林火災で被災された方々にお見舞いを申し上げます。震災などで大切な命が失われていることも承知しています。ご冥福をお祈りしたいと思います。日本代表として我々の活動、選手たちが必死に戦う姿、日常の努力を見ていただくことで、みなさんの日常の活力になれるように戦っていきたいと思っています。
山本昌邦 JFAナショナルチームダイレクター
3月の2試合へ向けて我々は優位な立場にあると思っていますが、相手の状況を考えるとこれまで以上に難しい相手になると思っています。我々としてはワールドカップで頂点を目指す中で、すべての試合が重要です。(アジア予選の)公式戦はFIFAランキングのためのポイントが高く、本大会の組み合わせ抽選会でのポット分けの要素として重要になります。ワールドカップのロードマップを考えながら、すべてのことをやりたいですし、チーム力を上げていくことが大事になりますが、今、チームとして成長し続けることができていると確信しています。この2試合でもしっかりと成長した姿を見せて、素晴らしい結果でサポーターを喜ばせたいと考えています。
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