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【Match Report】U-23日本代表、5得点で白星発進 第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)
2024年07月25日
7月24日(水/現地時間)、U-23日本代表はボルドー(フランス)のスタッド・ドゥ・ボルドーで第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)の初戦を迎え、U-23パラグアイ代表と対戦しました。
日本の陣形は7月17日(水/現地時間)に行った国際親善試合のU-23フランス代表戦と同じ4-3-3。GKは小久保玲央ブライアン選手(シントトロイデンVV/ベルギー)、最終ラインは右から関根大輝選手(柏レイソル)、高井幸大選手(川崎フロンターレ)、木村誠二選手(サガン鳥栖)、大畑歩夢選手(浦和レッズ)で構成します。中盤は藤田譲瑠チマ選手をアンカーに、山本理仁選手(共にシントトロイデンVV/ベルギー)、三戸舜介選手(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)の3人で逆三角形を形成し、前線は右から平河悠選手(ブリストル・シティ/イングランド)、細谷真大選手(柏レイソル)、斉藤光毅選手(ロンメルSK/ベルギー)の3人が務めました。
試合のスタートから積極的な姿勢を見せる日本は、バイタルエリアに打ち込む縦パスを合図に選手が連動。ワンタッチパスも織り交ぜながら4-4-2でブロックを組むパラグアイの守備網を突破し、ゴールに迫っていきます。19分にはインサイドハーフの三戸選手が先制ゴール。斉藤選手のスルーパスから左サイド深く進入した大畑選手の折り返しを冷静に決めました。
前半途中、ファウルを受けた平河選手が負傷交代するアクシデントもありましたが、このプレーでパラグアイのVIERA Wilder選手が退場。以降、日本は一人多い状態で試合を進めることになりました。追加点は63分。再び三戸選手が輝きます。巧みなドリブルワークから斉藤選手が上げたクロスに飛び込み、ヘディングでゴールネットを揺らしました。
このゴールは後半から圧力を強めていた相手の勢いを削ぐことになり、69分には平河選手に代わって途中出場していた佐藤恵允選手(ヴェルダー・ブレーメン/ドイツ)のクロスボールに斉藤選手が反応、最後は山本選手がチームの3点目を記録します。日本の勢いは終盤に向けてさらに増し、81分には敵陣で得たFKの場面で荒木遼太郎選手(FC東京)が入れたボールを藤尾翔太選手(FC町田ゼルビア)が頭でとらえて4点目。藤尾選手は87分にも細谷選手のスルーパスから抜け出して、途中出場ながら自身2ゴール目、チームの5点目を記録しました。
試合はそのまま5-0で終了。大岩剛監督は大会前に初戦の重要性を語っていましたが、南米予選を首位で突破した強豪に圧勝し、日本は最高の形でスタートを切りました。
監督・選手コメント
大岩剛 監督
退場者が出たのが早い時間帯だったので、この試合が特殊だったと認識した上でしっかりと次に向けて準備をしたいと思います。相手がひとり少なくなったのでボールを保持できましたが、少しネガティブなプレーを選択する時間もありました。修正しなければならないし、もっと質の良い試合をすることができたかなと思います。(離脱した)半田も今日までホテルに一緒にいました。22人プラス半田、23人でとずっと声かけをしていたので、選手たちも意識していたと思います。今は本当に次のことしか頭にありません。(選手には)中2日であることを再認識してもらってしっかり向かっていく。それだけです。
MF #8 藤田譲瑠チマ 選手(シントトロイデンVV/ベルギー)
(半田が離脱し)陸自身が一番悔しいと思います。自分たちのやることは変わらないけれど、プラス陸のためという気持ちも持って残りの試合もしっかりと戦いたいと思います。今日の大勝で、見ている人からどう言われているのか正直わかりませんが、この試合をきっかけに応援してくださる方も増えたと思います。自分たちの試合を見て元気付けられる人が増えればいいし、自分たちのサッカーを楽しんでもらいたいです。試合は大勝しましたが、パラグアイにはフィジカル的にもすごく強くて速い選手もたくさんいました。ミーティングで特徴を教えてもらっていたので、想定内だったとは思います。
MF #14 三戸舜介 選手(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)
しっかりと勝ち切ることができてよかったです。1点目は自分たちが狙っているポケットを大畑選手が取って、折り返しを受けた瞬間、思ったよりフリーでした。細谷選手が相手をしっかりブロックしてくれたこともあって良い形でした。リラックスしてシュートを打つことができました。2点目は(斉藤)光毅くんの仕掛けからでしたが、ドリブルの最中から目が合っていたのでここに来たら良いなというところに本当にきました。公式戦で初めてヘディングでゴールを決めました。ここから2戦目3戦目としっかり戦っていきたいですし、得点というかたちで貢献できたらと思います。
FW #17 平河悠 選手(FC町田ゼルビア)
足の状態はまだなんとも言えないです。歩くのもちょっと痛いという感じです。ファウルを受けた後一回立ってみて、痛いけど行けるかなと思いました。その後、相手が10人になって時間帯も時間帯だったのでここで無理をして悪化させるよりは100パーセントでできる人を交代で出して自分は次の試合に向けて、という頭のリセットができたのでこの痛みならやめようと判断しました。悔しかったけれど、やめました。スタッフから止められたわけではなく最終的には自分の判断です。ファウルのシーン(のような踏まれ方)は、日本では経験はないですけど、国際試合ではよくあると思います。でも自分もまさかあんなに来ると思わなくて避けられなかったので、ちょっと悔やまれますね。
第33回オリンピック競技大会/第17回パラリンピック競技大会(2024/パリ)
サッカー競技日程:2024年7月25日(木)~2024年9月7日(土)
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