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第33回オリンピック競技大会/
第17回パラリンピック競技大会
(2024/パリ)

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【Match Report】なでしこジャパンが3-1でナイジェリアに勝利し、グループ2位でノックアウトステージへ 第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)

2024年08月01日

【Match Report】なでしこジャパンが3-1でナイジェリアに勝利し、グループ2位でノックアウトステージへ 第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)

なでしこジャパン(日本女子代表)は7月31日(水/現地時間)、第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)のグループステージ第3節でナイジェリア女子代表と対戦し、3-1で勝利。2勝1敗で、2大会連続のノックアウトステージ進出を決めました。

会場は初戦と同じナントのスタッド・ドゥ・ラ・ボージョワール。気温32度、湿度54%というコンディション下で、17時キックオフとなりました。

引き分け以上で自力でのノックアウトステージ進出が決まる日本は、3日前のブラジル戦から4人を変更。GK山下杏也加選手(INAC神戸レオネッサ)、最終ラインは熊谷紗希選手(ASローマ/イタリア)、高橋はな選手、石川璃音選手(ともに三菱重工浦和レッズレディース)が3バックを形成。ウイングバックは左に北川ひかる選手、右に守屋都弥選手(ともにINAC神戸レオネッサ)が入り、長谷川唯選手(マンチェスター・シティ/イングランド)と林穂之香選手(ウェストハム・ユナイテッド/イングランド)がボランチに並びます。ウイングは左に植木理子選手(ウェストハム・ユナイテッド/イングランド)、右に浜野まいか選手(チェルシー/イングランド)が入り、トップに田中美南選手(ユタ・ロイヤルズ/アメリカ)が入る3-4-3でスタート。北川選手、林選手、石川選手が大会初出場、植木選手が初スタメンに名を連ねるフレッシュな陣容で臨みました。

日本は立ち上がりから、積極的にプレッシャーをかけて主導権を握ります。ロングボール主体の攻撃を見せるナイジェリアに対し、最終ラインが冷静な対応でエースのOSHOALA Asisat選手にボールを入れさせません。

22分、長谷川選手のスルーパスに抜け出した植木選手がペナルティーエリア左に進入。ラストパスを送ると、中央から走り込んだ浜野選手がゴールネットを揺らしました。さらに32分、守屋選手のクロスボールに植木選手がヘディングで合わせ、クロスバーに弾かれたこぼれ球に田中選手が素早く反応して押し込み、2-0。フォワード陣が待望の今大会初ゴールでチームを盛り上げます。

42分には、ナイジェリアのECHEGINI Jennifer選手がUCHEIBE Christy選手とのワンツーパスから強烈なシュートを決めて2-1と追い上げますが、日本は45+5分、北川選手が鮮やかな直接フリーキックをゴール右隅に決めて3-1と突き放しました。

後半、池田太監督は左ウイングに清家貴子選手(三菱重工浦和レッズレディース)を投入。60分には宮澤ひなた選手(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)と長野風花選手(リバプールFC/イングランド)を送り出しました。

ゲームをコントロールしながら4点目を狙う日本は66分、宮澤選手が左サイドから上げたクロスボールに清家選手が頭で合わせ、72分には林選手のスルーパスを受けた浜野選手がフィニッシュに持ち込みます。79分には長野選手から浮き球のパスを受けた植木選手がペナルティーエリア左で相手をかわしてシュートに持ち込みますが、いずれも枠をとらえきれません。

80分には千葉玲海菜選手(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)、90+3分には谷川萌々子選手(FCローゼンゴード/スウェーデン)がピッチへ。交代選手を中心に最後まで攻め抜いた日本は、ナイジェリアの反撃を許すことなく、3-1で勝利を収めました。

日本はグループ2位でノックアウトステージに進出。中2日でパリに移動し、8月3日(土/現地時間)に、パルク・デ・プランスでアメリカとの準々決勝に臨みます。

監督・選手コメント

池田太 監督
まずは厳しいグループCを突破できてうれしいです。ナイジェリアがどれくらいパワーを持ってくるかはありましたが(試合を)コントロールして、相手の出方も含めゲームを運べたと思います。(メンバーの入れ替えについては)中2日のゲームで、フレッシュな選手もしっかり準備してくれていたのを見ているので自信を持ってプレーしてもらいました。全員で突破できてうれしく思います。初先発となった北川選手と植木選手は全員で戦っていくことを体現してくれました。一人ひとりが自分にやれることを考えてコンディションを整えトレーニングをして、自分の責任を果たしてくれています。

DF #13 北川ひかる 選手(INAC神戸レオネッサ)
(得点の場面で)最初は(長谷川)唯さんに蹴ってもらおうかなと思っていました。唯さんに「蹴った方がいいんじゃない?」「右上に蹴ってみたら」と言われてその通りに蹴った結果、しっかり決まって良かったです。日本の良さと言うか、チーム力が見られた試合だったと思います。自分自身も出番が来たらしっかりと貢献したいと思って見ていました。怪我の状況もあってどこまでできるのかという思いもありましたが、スタメンに抜擢されて本当にやるだけだなと思っていたので、しっかり勝てて良かったです。

DF #21 石川璃音 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
当初バックアップメンバーという立ち位置でしたが、オリンピックに向けたトレーニングキャンプが始まるときから試合に出場することも考えて準備してきました。今回こうして出場機会を与えてもらったからにはチームに貢献できるようなプレーをしようと臨みました。グループステージの3試合目でしたが、ピッチ上でチームのために動けたことが個人的にすごく嬉しかったです。ただもっと自分のプレーの安定感は高めないといけません。ここから他のチームもギアを上げて戦ってくると思いますし、自分たちもここからが勝負だと思うので、全員で戦って金メダルを取れるように頑張りたいです。次も中2日で試合なので、まずはそこに向けて最高の準備をしたいです。みんなで一つの目標に向かって進めば絶対に勝てると思うので、みんなで力を合わせて、ひとつずつ勝ちながら、優勝に繋げていきたいです。

FW #9 植木理子 選手(ウェストハム・ユナイテッド/イングランド)
唯さんが前向きで持った時は、良い動き出しさえすればいいボールが来ると分かっています。いいタイミングで出られたし、シュートを打とうと思いましたが(浜野)まいかが呼んでくれて気が付きました。そこまでスプリントしてくれていたし、チームとして良いゴールだったと思います。個人的にはゴールという部分で貢献出来たら良いと思っています。今日は点は取れませんでしたがゴールに近づいていると思うし、勝つために自分ができるプレーをしたいです。ハードワークの部分は自分の良さだと思っていますが全員ができることなので、人一倍やらないといけません。そういう意味ではいつも通りできたと思っています。

FW #11 田中美南 選手(ユタ・ロイヤルズ/アメリカ)
もちろんゴールが一番ですし、ずっと狙っていましたが、 まずは守備や起点のところでしっかりチームに貢献できたのは嬉しかったです。(清水)梨紗さんもずっと一緒に戦ってきて、一緒に突破できたという気持ちです。(試合後に相手の18番の選手と話していたのは)次の移籍先のチームが一緒なので、それをわかっていてお互いに挨拶をしました。

第33回オリンピック競技大会/第17回パラリンピック競技大会(2024/パリ)

サッカー競技日程:2024年7月25日(木)~2024年9月7日(土)
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