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【Match Report】なでしこジャパン、南アフリカとのトレーニングマッチに0-1で敗戦
2026年06月10日

なでしこジャパン(日本女子代表)は6月9日(火)、J-GREEN堺で南アフリカ女子代表とのトレーニングマッチに臨み、0-1で敗れました。
6日の国際親善試合から中2日で迎えた一戦。日本は先発10人を変更し、GKに平尾知佳選手、最終ラインは遠藤優選手、竹重杏歌理選手、熊谷紗希選手、守屋都弥選手が4バックを形成しました。中盤は林穂之香選手と伊東珠梨選手がダブルボランチを務め、前線は左に千葉玲海菜選手、右に籾木結花選手、2トップに清家貴子選手と松窪真心選手を配置。

立ち上がりから日本が主導権を握ります。開始1分には守屋選手のクロスを籾木選手が中央で落とし、最後は清家選手がシュートを放ちましたが、相手GKカイリン・スワルト選手の好セーブに阻まれます。
9分、南アフリカは最初のチャンスを生かします。左CKからリンダ・モトルハロ選手が頭で合わせ、先制点を奪いました。
追いかける展開となった日本は12分、千葉選手のクロスに清家選手が飛び込み、26分には松窪選手の落としから林選手がミドルシュートを放つなどゴールに迫ります。34分には積極的な守備から中央を崩し、松窪選手が籾木選手とのワンツーから右足で狙いましたが、シュートは右ポストを直撃。前半終了間際にも清家選手が決定機を迎えましたが、得点にはつながりませんでした。
後半開始から日本は清水梨紗選手、古賀塔子選手、宮澤ひなた選手、長谷川唯選手を投入。守備の出足が早くなり、攻撃のテンポが上がります。長谷川選手の鋭い配球を起点にサイド攻撃の回数が増え、56分には籾木選手がミドルシュートでゴールを脅かしました。

57分には藤野あおば選手を投入し、右サイドを中心に攻撃の圧力を強めながらゴールを目指します。70分にはCKの流れから、宮澤選手のシュートを古賀選手がコースを変えて枠を捉えましたが、相手DFがゴールライン上でクリア。73分には南萌華選手もピッチへ。79分には林選手のCKに熊谷選手が高い打点で合わせましたが、GKがビッグセーブを見せます。終盤も藤野選手を中心に右サイドから何度もチャンスを作り、88分には宮澤選手がこぼれ球を狙いましたが、またしてもGKの好守に阻まれました。
日本は最後まで攻勢を続けましたが、南アフリカの粘り強い守備とGKスワルト選手の好守を崩せず、0-1で試合終了。多くの選手が出場機会を得る中で、新たなチーム作りへ向けた課題と収穫を得る試合となりました。
監督・選手コメント
狩野倫久 監督
立ち上がりから積極的にプレスをかける中でチャンスを作りましたが、決め切ることができませんでした。前半は判断や状況把握、ポジショニングの部分で修正が必要で、相手のブロックやスペースをどう攻略するかをチームとして共有し切れなかったことが、攻撃のテンポが上がらなかった要因だと思います。後半はメンバー交代も含めて修正し、自分たちの時間を増やすことはできましたが、最後まで得点を奪えなかったことは非常に残念です。1試合目では選手が躍動し、ポジションの流動性や攻撃に向かう部分を見出すことができました。相手が引いたなかでどうビルドアップし、どこにスペースを空けてどうアタックするのかという点は、誰が出ても共有できるように整理していきたいです。
MF #7 宮澤ひなた 選手(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
クラブではボランチでプレーすることが多く、普段とは違う景色でピッチを見る形になりますが、アメリカ遠征に続き、今回も左ウイングとして、守備での行き方や、左サイドバックとの関係性を確認しながらプレーしました。逆サイドにボールがある時の裏への抜け方などは、「こういう感じだったな」と思い出しながら取り組むことができました。サイドに張って縦に仕掛けるというより、中に入って選手とつながるタイプなので、中央で相手を引きつけたり、サイドバックが攻撃参加しやすい状況をつくったりすることは意識していました。強豪国のアタッカーにも負けないよう、もっと積極的に仕掛けることやシュートで終わること、裏へのアクションは増やしていきたいです。
MF #8 清家貴子 選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン/イングランド)
相手のセンターバックが低く広い位置を取ってきた中で、なかなか守備がはまり切らなかった印象があり、セットプレー1本でこういう結果になってしまいました。実際に女子ワールドカップでも起こり得るシチュエーションだと思いますし、本当にもったいなかったです。先制された後は相手のディフェンスラインが下がるのも早く、突破口をなかなか見つけられませんでした。後半は両ウイングが高い位置を取って3枚で相手を見られるようになり、守備もはまりやすくなりました。セカンドボールも回収できて自分たちのペースで進められましたが、点を取れなかったことは課題です。女子ワールドカップに向けて、チームとしても個人としても、フィジカル面でもう一段階上げていきたいです。
MF #14 長谷川唯 選手(マンチェスター・シティ/イングランド)
1試合目は5-0で勝ちましたが、点差がついた中でも相手は最後まで走り切って、自分たちがやりたいことをやり続けていたと思います。その姿勢は2試合目にも出ていましたし、自分たちもそれ以上の気持ちで臨まなければいけなかったと思いますし、そこも含めて足りない部分がありました。守備では2試合を通じて4-4-2をベースに取り組む中で、1試合目よりも2試合目の方がセンターバックへの行き方など、チーム全体で明確に共有できていました。最終ラインとの連係も含めて、守備でチャレンジしてやられる場面もありましたが、そこを修正しながら、どの形がいいのかをみんなで考え、気づくことができた合宿だったと思います。
MF #18 林穂之香 選手(エバートン/イングランド)
ボールを持つ時間が長かった中で、前半は少し後ろが重くなりすぎた感覚がありました。中央が間延びしないように声をかけ合いながらプレーしていましたが、もう少しライン間に立ってコンビネーションを出し、それぞれの良さをもっと引き出し合えれば良かったです。後半は良い距離感で攻められた分、奪われた後にすぐ切り替えて守備に入ることができ、相手陣内で回収できる回数も多くなりました。ただ、相手がロングボールで陣地回復を狙ってくる中で、その処理やセカンドボールへの対応は、もう少しクリアにしたいです。今日のようにセットプレーから先制されると相手の集中力も上がるので、そうした展開にしないこと、真ん中からでもゴールを意識することを大事にしたいです。
トレーニングマッチ
2026年6月9日(火) 15:30 キックオフ(予定) vs 南アフリカ女子代表
会場:大阪/J-GREEN堺
大会情報はこちら
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