ニュース
【Match Report】なでしこジャパン、アメリカ遠征最終戦は0-3で敗れるも実りと課題を手にし、次なるステップへ
2026年04月19日

朝の好天から一転、数時間で辺りを銀世界に変えた雪は止んだものの、アメリカ女子代表との第3戦は厳しい寒さのなかでキックオフを迎えました。
1勝1敗で迎えた決戦に、日本は4-2-3-1で挑みます。先発には地元のチームであるデンバー・サミットFCに移籍が発表されている山本柚月選手も名を連ねます。最初にチャンスを掴んだのは日本。6分、谷川萌々子選手の右CKから、最後は古賀塔子選手が反転して放ったシュートはGKにキャッチされます。21分、左CKからアメリカ女子代表が一気に攻め込みますが、ここはGK平尾知佳選手がファインセーブでピンチを逃れました。この一連のプレーの際、北川ひかる選手が負傷退場するアクシデントが発生します。急遽送り出された守屋都弥選手でしたが、スムーズに試合に入っていきます。その後も一進一退の状況は続き、互いに探り合った前半を0-0で折り返します。

後半は攻撃に携わる田中美南選手、松窪真心選手、浜野まいか選手を投入し、先制点を狙う日本でしたが、それを手にしたのはアメリカでした。右CKをファーで折り返されたところを決められてしまいます。後半が始まってわずか2分のことでした。その後、56分にはカウンターから、64分にはまたしてもCKから失点を重ね、3点のビハインド。それでも足を止めない日本は69分に、浜野選手からパスを受けた松窪選手が思い切り右足を振り抜きますが、これはGK正面でした。
75分にはセットプレーのチャンスを掴みます。林穂之香選手のキックから合わせたのは熊谷紗希選手。わずかにタイミングがずれ、ボールはゴール上へ外れていきました。
なんとか攻撃を組み立てようとポジションを調整しながら反撃を伺う日本でしたが、相手のプレッシャーに思うように展開できないまま終焉を迎えました。0-3の敗戦とはなりましたが、FIFAランキング2位(※対戦時)のアメリカに対し、個で勝負できる攻撃、臨機応変な対応力を見せた守備には確かな手応えをつかんだ3連戦となりました。

監督代行・選手コメント
狩野倫久 監督代行
もう一つギアを上げたかったのですが、こういう結果になったことを非常に残念に思います。特にセットプレーはもうひとつ(上の対策を)やっていかなければいけないのと、(ゴールを)取られた時間帯も含めて、相手を勢いに乗せた一つの要因でもあります。それと同時に、自分たちがこういった(強豪国の)プレッシャーの中でもボールを保持できないと、一段階上にはいけないと思います。それに対して何が必要で何が足りないのかを十分理解できたゲームになりました。攻撃では個の打開、力強さ、守備では相手の出方に応じての対応、プレッシングのかけ方など戦術的柔軟性があることは前向きな成果として、一年後の(FIFA女子)ワールドカップにつながっていくと信じています。
DF #4 熊谷紗希 選手(ロンドン・シティ・ライオネス/イングランド)
個人的にセットプレーでやられているので悔しい部分はありますが、間違いなく今後もアメリカはこうやって勝ってくるだろうし、これがアメリカの強さだと感じました。自分たちも多くはありませんがチャンスを作れたなかで、FKを含めて(ゴールを)決め切るところをもう一つレベルアップしていかなければいけません。自分たちの(ボールを)失った瞬間を振り返ると、今日の試合は本当にアメリカの狙い、そこの強みを出させてしまいました。守備や攻撃においてやれる部分もあるなかでの1勝2敗という結果。勝ち越されたことは受け止めつつも、チームとして次につながる戦いはできたのではないかと思っています。
DF #21 守屋都弥 選手(ユタ・ロイヤルズ/アメリカ)
アメリカはここまでの対戦から、守備が組織的になっていて、修正してきたと感じました。対して自分たちはボールを奪った後の失い方がもったいなかったです。相手が高い位置から守備してこなかった分、ボールを持てる時間もありましたが、連係のところであまりうまく繋がらなくて、危ないシーンは自分たちのミスから生まれていました。(ゴールぎりぎりのところでかき出した)クリアについては、そのまま相手のマークにつくかあの位置で待つか迷うところでしたが、手前のコースを切ってくれていたので打たれるとしたらあそこしかないと。その読みは良かったと思います。いい形で攻撃に繋げるためにもう一歩詰めて、(相手のボールを)奪うところをもう一度磨き直します。
国際親善試合
2026年4月11日(土) 14:30 キックオフ予定(日本時間 4月12日(日) 6:30)vs アメリカ女子代表
会場:カリフォルニア州サンノゼ(アメリカ)/PayPal Park
2026年4月14日(火) 19:00 キックオフ予定(日本時間 4月15日(水) 11:00)vs アメリカ女子代表
会場:ワシントン州シアトル(アメリカ)/Lumen Field
2026年4月17日(金) 19:00 キックオフ予定(日本時間 4月18日(土) 10:00)vs アメリカ女子代表
会場:コロラド州コマースシティ(アメリカ)/DICK’S Sporting Goods Park
大会情報はこちら
関連ニュース
-
日本代表
2026/04/16
【Match Report】なでしこジャパン、前半に浜野まいか選手が挙げた1点を守り切り、アメリカに14年ぶりの完封勝利!
-
日本代表
2026/04/15
なでしこジャパンの国際親善試合をライブビューイングで中継 アメリカ女子代表戦(4/18)
-
日本代表
2026/04/15
なでしこジャパン(日本女子代表) 選手離脱 国際親善試合 アメリカ女子代表戦(4.11、4.14、4.17 アメリカ)
-
日本代表
2026/04/13
【Match Report】なでしこジャパン、途中出場の植木理子選手のヘディングゴールで1点を返すも巻き返し叶わず。アメリカ女子代表との初戦を1-2で落とす
-
日本代表
2026/04/08
なでしこジャパン(日本女子代表) 選手不参加 国際親善試合 アメリカ女子代表戦(4.11、4.14、4.17 アメリカ)


