2021.12.27
日本サッカーミュージアムは12月26日(日)、オンライントークショー「第100回全国高校サッカー選手権を語る」を開催しました。
年末恒例の日本サッカーミュージアムのトークショーですが、昨年同様、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでのライブ配信となりました。スポーツキャスターの日々野真理さんをモデレーターに、Jリーグでも活躍した元プロサッカー選手の前田遼一さんと増嶋竜也さんを迎え、高校サッカーの魅力や思い出、そしてこれから高校サッカーを目指す子どもたちに熱いメッセージを含めて語っていただきました。
トークショーは「“選手権”は、一度は憧れる『夢の場所』」、「いまに繋がっている高校サッカー。色褪せない『あの3年間』」、「第100回全国高校サッカー選手権大会を語る」という3つのテーマに沿って行われました。
二人がサッカーを始めたきっかけや、“選手権”に憧れた思い出や選手について語った後、自身が経験した“選手権”について語ってくれました。高校時代の思い出の話では「一日に4回も練習していた夏合宿」など、過酷な練習のエピソードがお二人の口から出てきましたが、「あの時の経験や仲間があって、今につながっている」と、その経験を自身の糧としていることが印象的でした。
その後は前田さん、増嶋さんがそれぞれに注目している今回の高校サッカー選手権の出場校や選手についても語り合いました。
最後は前田さんが「私自身は出られなかった“選手権”だが、ぜひ多くの子どもたちにたくさん努力をして、“選手権”を目指して頑張ってほしい」、増嶋さんが「今回“選手権”に出場する選手には悔いなく戦ってほしい。出場できなかった人もこれから目指す人も、サッカーをなるべく長く続けて、そこで得られるつながりを大切にしてほしい」とメッセージを送り、あっという間の60分のトークショーは終始和やかな雰囲気で終了しました。
大仁邦彌 日本サッカーミュージアム館長/日本サッカー協会最高顧問
つい最近現役を卒業した前田遼一さんと増嶋竜也さん両名が、「高校時代に非常に厳しい練習を一生懸命してきた。それが、プロ選手となってからも大いに役に立った。一生懸命やってきたサッカー仲間と卒業した後も交流が続いている」と強調して仰っていたのが心に残りました。毎日毎日の練習を真剣に取り組むことが非常に大切であることが伺えたとても良いトークショーでした。
前田遼一さん
増嶋さん、日々野さんと一緒に非常に貴重な機会に楽しい時間を過ごさせていただきました。“選手権”が今年第100回大会ということで、良い大会になるよう、出場選手だけでなく、応援する人も含めてみんなで盛り上げていけたらと思います。
増嶋竜也さん
トークイベントで前田さん、日々野さんと久しぶりに話すことができてとても嬉しかったです。前田さんが思ったよりたくさん話してくれて(笑)、楽しく一緒に話し盛り上がれた非常に良い機会だったと思いました。