2021.01.05
JFA 第24回全日本U-18女子サッカー選手権大会 JOC ジュニアオリンピックカップは1月4日(月)、2回戦の全4試合がJ-GREEN堺(大阪)で行われました。
SolfioreFC(中国1/岡山)1-3(前半0-0、後半1-3)ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ(関東5/神奈川)
2年連続でベスト4入りを目指すSolfioreFCと、2年ぶりにベスト4入りを狙うノジマの対戦。前半は一進一退で、互いに得点することができず、0-0で折り返しました。
後半は、交代で入った選手たちが躍動します。最初にチャンスを得たのはノジマ。CKからのこぼれ球を笹井一愛選手が押し込み、先制点を挙げました。続く52分には、再び笹井選手がGKの位置を見定めてループシュートを放ち、2点目。53分にはSolfioreも高橋陽桜選手が1点を返し、追いつこうとしましたが、59分に再びノジマの笹井選手にゴールを奪われました。Solfioreは最後まで諦めずにゴールを狙いにいきましたが、追いつくことができずに試合終了。ノジマが2大会ぶりにベスト4進出を決めました。
日テレ・東京ヴェルディメニーナ(関東3/東京) 5-0(前半1-0、後半4-0)セレッソ大阪堺ガールズ(関西2/大阪)
昨年は2回戦で、一昨年は決勝で対戦した両チーム。今年もまた、2回戦で相まみえることとなりました。
序盤から白熱した試合は、時間の経過と共に徐々に日テレが主導権を握り始め、19分に山本柚月選手からのパスを受けた土方麻椰選手が先制点を奪いました。
1-0で折り返した後半、47分に柏村菜那選手からのクロスボールに山本選手が足を合わせて追加点を挙げると、さらに54分には松永未夢選手、56分には再び山本選手がゴールネットを揺らし、C大阪を引き離します。C大阪も何度もゴールに向かっていきますが、日テレの落ち着いた守備を前に得点を挙げることができません。80分には樋渡百花選手がダメ押しの5点目を奪った日テレが、相手にゴールを許すことなく、準決勝進出を勝ち取りました。
そのほか、浦和レッドダイヤモンズレディースユース(関東1/埼玉)とジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18(関東2/千葉)が、共に1回戦から無失点のまま2回戦でも勝利を収めています。準決勝は1月6日(水)、J-GREEN堺のS1ピッチで行われます。
松浦あさひ 選手(SolfioreFC)
昨年はベスト4だったので、今年もベスト4入りを目標にしていました。全員が最後まで諦めずに戦うことができましたが、相手の方がさらに技術も高く、戦術への理解も深いと感じました。交代で入った相手選手をうまく捕まえられず、そこができていたらもう少し自分たちの時間も持てたのではないかと悔やまれます。また、1点を取った後、もっと自分たちのペースで、前からどんどん行けたら良かったのかもしれません。これからは、試合の中で問題点を修正できるように成長していきたいと感じました。
笹井一愛 選手(ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)
後半からの出場でしたが、チームのために絶対に点を取ろうと思い、ピッチに入りました。前半はベンチから試合を見て、相手の寄せが厳しいなと感じていましたが、実際に入ってプレーしていくと次第に慣れてきて自分のプレーを出すことができました。チームの勝利に貢献でき、良かったです。私たちのクラブは、これまでU-18の大会もU-15の大会もベスト4の壁を越えられたことがないので、準決勝ではチームとして良い試合内容で勝ち、今大会こそ決勝に行きたいです。
山本柚月 選手(日テレ・東京ベルディメニーナ)
同じ組み合わせだった昨年の2回戦では、点を取ることができずにPKでなんとか勝てた結果だったので、今年は80分のゲーム内で必ず決着をつけようという気持ちで臨みました。今回の対戦では先制点を取ることができ、後半も良いリズムで追加点を挙げられたので、良かったです。準決勝は、昨年の決勝で敗れた相手との対戦となりますが、あの時の悔しい気持ちを持ちながらも、良いグラウンドで試合をさせてもらえる最後の大会を楽しみながら、勝利したいです。
河岸笑花 選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
3年連続での対戦だったので、三度目の正直ということで今回こそは絶対に勝つぞという気持ちを強く持って臨みました。前半は0-1で折り返し、後半、こちらのペースで行こうという時にギアを上げきることができませんでした。相手はしっかり運んでパスをつなぎ、基礎的な部分も走力も私たちより上回っていました。この試合のために全員でしっかりと準備をしてきましたが、まだまだ足りないなと感じましたし、チームとして個人の能力をもっとしっかり発揮したいので、これからもっと成長していきたいと思います。
大会期間:2021年1月3日(日)~2021年1月7日(木)
大会会場:大阪府/J-GREEN堺